【Windows11対応】MySQLのインストール手順

【Windows11対応】MySQLのインストール手順
スポンサーリンク
スポンサーリンク

ここではMySQL Community Serverをインストールする手順を解説します。

スポンサーリンク

MySQLをダウンロードする

MySQLの公式サイト(https://www.mysql.com/jp/)にアクセスします。

ページ上部の「ダウンロード」タブをクリックします。

MySQL公式ページ

ダウンロードページの下の方にある「MySQL Community (GPL) Downloads »」をクリックします。

MySQLダウンロードページ

「MySQL Installer for Windows」をクリックします。

MySQLインストーラ

Windows (x86, 32-bit), MSI Installerの上側のDownloadボタンをクリックしてインストーラをダウンロードします。
このインストーラは必要なファイルをインストール実行時にダウンロードするため、ファイルサイズが小さくなっています。

MySQLインストーラダウンロード

ログイン画面が表示されますがログインは不要のため、下部にある「No thanks, just start my download.」をクリックします。

ログイン画面

インストーラのダウンロードが開始します。

ダウンロード

MySQLをインストールする

ダウンロードしたインストーラを実行すると、セットアップ画面が表示されます。

ここでは最小限の機能のみインストールするため「Server only」を選択して「Next」をクリックします。

セットアップタイプ選択

ダウンロードする内容が表示されます。
確認して「Execute」をクリックします。

ダウンロード内容表示

ダウンロードが完了すると、インストールする内容が表示されます。
確認して「Execute」をクリックします。

インストール開始

インストールが完了してStatusがCompleteに変わったら「Next」ボタンをクリックします。

インストール完了

これでインストールは完了です。

環境設定

インストールが完了したらサーバの設定を行います。
確認画面が表示されるので「Next」をクリックします。

MySQL設定画面

基本は初期設定のままで問題ないため「Next」ボタンをクリックします。

Server Configuration Type
MySQL Serverに割当てるリソースを設定するために、インストールするPCタイプを選択します。個人用PCへのインストールであれば「Development Computer」、サーバPCの場合は「Server Machine」を選択します。
Connectivity
ネットワーク接続に関する設定です。「TCP/IP」をチェックすると接続を許可し、「Open Firewall port for network access」をチェックするとFirewallを開放します。

PCタイプ・ネットワーク設定

認証方法を選択します。
ここも基本は初期設定のまま「Next」をクリックします。

Use Strong Password Encryption for Authentication(RECOMMENDED)
SHA-256を使用した強力なパスワード暗号化を使用する認証方法で推奨の設定になります。
Use Legacy Authentication Method(Retain MySQL 5.x Compatibility)
MySQLを利用するアプリケーションでがMySQL8.0コネクタやドライバに対応していない場合に選択します。

MySQL認証方法設定

ルート権限を持つ管理者のパスワードを設定して「Next」をクリックします。

MySQLパスワード設定

「Windows Service Name」にWindowsのサービスに登録される名前を入力します。
「Start the MySQL Server at System Startup」にチェックを入れると、マシン起動時にMySQLのサービスを自動的に起動します。
「Run Windows Service as …」は、サービスを起動するユーザを選択します。基本はStandard System Accountで問題ありません。
設定を行ったら「Next」ボタンをクリックします。

MySQLサービス設定

設定項目の確認画面が表示されます。
「Execute」ボタンをクリックします。

設定実行

設定が完了したら「Finish」ボタンをクリックします。

設定完了

インストール完了の画面が表示されます。
「Finish」ボタンをクリックしてインストーラを終了します。

インストール完了

Windowsのパスを通す

Windowsのスタートメニューを開き「環境変数」と入力します。
検索結果に表示される「システム環境変数の編集」をクリックします。

システム環境変数の設定

ユーザ環境変数の項目で「Path」を選択して、「編集」ボタンをクリックします。

ユーザー環境変数

環境変数名の編集画面で、右側の「新規」ボタンをクリックして、項目にMySQLの実行ファイルが保存されているディレクトリを入力します。
通常であれば、「C:\Program Files\MySQL\MySQL Server 8.0\bin」になります。
登録したら「OK」をクリックして設定を終了します。

環境変数の編集

パスが通っているか確認します。
コマンドプロンプト起動して、以下のコマンドを入力します。

mysql –version

下図のように、MySQLのバージョンが表示されれば正常にパスが通っています。
'mysql' は、内部コマンドまたは外部コマンド、操作可能なプログラムまたはバッチ ファイルとして認識されていません。 と表示された場合は、環境パスの設定に失敗していますので、環境変数の設定で入力したディレクトリが間違っていないか確認してみてください。

パスの確認

次にMySQLにログインしてみます。
コマンドに以下のように入力してEnterを押します。

mysql -u root -p
MySQLログイン

Enter password:と表示されるため、インストール時に設定したパスワードを入力します。
Welcome to the MySQL monitor. … とメッセージが表示されればログインに成功です。

MySQLログインパスワード入力

以上でMySQLのインストール方法の解説を終了します。

インストール出来ない場合

ダウンロードしたMySQLインストーラを起動した際に以下のようなエラーメッセージが表示され、インストールできない事があります。

これは過去にMySQLをインストールした事があり、アンイストールが不完全な状態な場合に発生する事があります。

MySQLはWindows標準の「プログラムのアンインストールまたは変更」でアンインストールするだけでは完全に削除できない為、このような症状が発生します。

正常にインストールできるようにするには、以下の手順でMySQL環境の削除を行います。

・サービスの削除
・インストールフォルダの削除
・環境変数の削除

サービスの削除

Windowsサービスに以前にインストールしたMySQLが残っていないか確認します。

Windowsのスタートメニューを開き「サービス」と入力します。
検索結果に表示される「サービス」をクリックします。

サービス

サービス一覧の中から「MySQL**」が無いかを確認します。

サービス一覧

サービスがある場合は、コマンドプロンプトでサービスの削除を行います。

Windowsスタートメニュー >「コマンドプロンプト」>「右クリックで管理者として実行」を選択します。

スタートメニュー

次のコマンドを入力して実行します。

sc delete MySQL**

**はサービス名に表示されている数字に合わせて入力します。MySQL80の場合は以下になります。

sc delete MySQL80

[SC] DeleteService SUCCESS と表示されれば、サービスの削除は成功です。

サービス一覧に表示されていないことを確認してください。

MySQLインストールフォルダの削除

MySQLをインストールしたフォルダを削除します。

通常設定でインストールした場合は、「C:\Program Files\MySQL」にファイルが保存されている為、MySQLフォルダを削除します。

環境変数の削除

Windowsのスタートメニューを開き「環境変数」と入力します。
検索結果に表示される「システム環境変数の編集」をクリックします。

システム環境変数の設定

ユーザ環境変数の項目で「Path」を選択して、「編集」ボタンをクリックします。

ユーザー環境変数

変数一覧から「C:\Program Files\MySQL\MySQL Server **\bin」 を削除して、「OK」をクリックします。

環境変数の編集

以上でインストールできない場合の作業は完了です。

作業が完了したら、再度インストーラを実行して、正常にインストールできるか確認してみてください。

もし、これでもインストールできない場合は、Windowsシステムを復元してMySQLをインストールする以前の環境に戻すことを検討してください。